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ジオパーク研修(1学年)

 7月17日(水)に1学年でジオパーク研修を行いました。
 佐渡島は、1000mを越す山や名勝・天然記念物に指定された海岸を持つ島です。島内各地に10のジオサイトがあり、「小木半島ジオサイト」もそのひとつ。古い火山活動、繰り返された隆起陥没、波浪による侵食で形成された海岸は地質的にも貴重な人気エリアです。1学年では毎年、ジオパーク推進協議会からのご協力をいただき、「ジオパーク研修」として、小木宿根木地区へ訪れています。
 宿根木地区は先の投稿でも紹介したとおり、国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されている、船大工と船主の集落として発展した港町でもあります。

 宿根木へ出かける前に、ジオパーク推進室指導員の相田満久先生から、ジオパークの意味や意義、小木半島エリアの魅力や見どころについて説明していただきました。

 その後、バスで宿根木へ。製塩のために5年の歳月をかけてつくられたとされる相馬崎隧道(そうまざきすいどう)を通って海岸線へ。枕状溶岩や水中火砕岩、波蝕甌穴(はしょくおうけつ)などをていねいに説明していただきました。小雨の中でしたが、生徒たちも記録をとりながら、興味津々に聞いている様子でした。

 ジオパーク研修は1学年で履修する「佐渡学」の一環で実施しています。高校生をはじめ、若い世代が佐渡のことをもっとよく知り、盛り上げていけるように頑張ります!