授業風景紹介<2年地学基礎>(第9回)
今回の授業風景は、2年生の選択授業 地学基礎です。
地学基礎は地球の成り立ちや活動、火山活動や地震、宇宙の構成や太陽系などを学ぶ授業ですが、あわせて佐渡をはじめとする本県の地形的・地質的特徴を学ぶことも目的としています。
この科目は通常、佐渡高校からの遠隔授業で行われています。遠隔授業の様子は以下の通りです。対面授業と同様にモニターを通して黒板で説明しますが、iPadを使用して個々に動画をみたり、調べ学習をしたり、多様な活動を行っています。
今回の紹介は、遠隔授業ではなく、対面授業で行われた実験を紹介します。行った実験は「雨粒の採取と観察」です。雨粒は日によって大きさが違います。雨粒の大きさはどれくらいなのか、またどんな形をしているのか、実際に雨粒を採取して調べてみようという実験です。当然ながら、雨が降らないと実験できません。遠隔授業との兼ね合いで、対面で実験できる日は決まっており、実験当日は残念ながら快晴でしたので、シャワーホースを雨に見立てて実験を行いました。
まず、雨粒採取装置(アメトール)を準備します。これは小麦粉を容器に均一にふるって作製します。茶こしなどを使ってきめ細やかな粒子に揃えることで、雨粒を原型に近い形で受け止め、採取することができます。採取の様子は以下のとおり。
アメトールで受け止めた雨粒(シャワー粒)を取り出して容器に移して観察してみると… 雨粒をくっきり観察することができました! この小麦粉でできた雨粒は半永久的に保存して観察することができます。生徒たちも、自分たちで採取した雨粒を興味津々で眺めていました。羽茂高校では、地学基礎に限らず、少人数を生かした授業を行っております。興味のある方は、ぜひオープンスクールや学校見学においでください!