１０月１８日（水）１年生は校外活動に出かけました。
　午前中は野草研究家の菊池はるみさんの指導のもと、佐渡植物園で野草のワークショップを実施していただきました。佐渡植物園は元羽茂小学校校長の酒川哲保さんが中心となって県下にさきがけて設立され、その際にNHK朝ドラでも話題になった植物学者 牧野富太郎先生の指導も受けたという由緒ある植物園です。
　ワークショップでは野草を使った石けんづくりと野草クラフトコーラづくりを体験しました。生徒それぞれの個性があふれるユニークな石けん、野趣あふれるクラフトコーラの味に大満足でした。またヤマトグサなど佐渡で特にみられる植物も観察することができました。

　昼食は小木港で、対岸の弥彦山を望みながらのんびり。晴れてとても気持ちのいい時間を過ごせました。

　午後は、SEA GLASS CANDY 代表の 北 啓さんの指導のもと、万畳敷海岸の清掃活動に参加してきました。万畳敷海岸は海底が地震によって盛り上がってできた土地（隆起波食台）が広がる平らな海岸で、風が穏やかな日には、薄く水が張った状態がまるで「ウユニ塩湖」のような鏡面の世界を楽しめると話題のスポットです。観光客も多く訪れていますが、オーバーツーリズムや海外からの漂流ゴミなどで海岸が汚れてきていることが問題になっています。
　佐渡の海洋ゴミは回収が続けられてきましたが、人口減少によりごみを拾う人や機会が減少し、佐渡の大きな課題となっています。私たち若い世代が中心となって清掃活動を継続し、豊かで美しい佐渡を守っていこうという、決意も新たにして活動に取り組みました。少ない人数でしたが、およそトラック１台分ものゴミを回収することができました！

　今回の校外学習は、地域の自然・文化・生活にかかわる課題探究学習の一環として、SDGsをテーマに実施しました。これからも若い世代の私たちが、どのように地域に貢献できるかを考えながら学習に取り組み、佐渡を盛り上げていきます！