課題解決型職場体験 成果発表会
羽茂高校では、2学年の夏季休業中に、インターンシップの一環として「課題解決型職場体験」を実施しています。課題解決型職場体験とは、事業所で示された課題に対し、生徒が解決策を考えて実践していくという、佐渡市教育委員会独自のキャリア教育プログラムです。
今年度は7月下旬から8月中旬にかけて、5ヶ所の事業所(中野建設工業株式会社、ホテルおぎ、羽茂こども園、さくら薬局、佐渡総合病院)に協力いただき、実施しました。
課題解決型職場体験では、事業所からミッションが与えられ、それについて自分たちで解決策を提示しなければなりません。指示された作業をこなすだけでも大変な中でミッションの答えを導くのは、生徒たちにとってなかなか難しいことだったと思います。事業所での体験が終了した後も、情報を収集したり現場で教えられた知識を活用したりして、ミッションへの解答と成果報告の資料作成に奮闘していました。
そして、12月18日(水)の5・6限に、これまでの成果を報告する発表会を開催しました。会場には、お世話になった事業所の皆様、来年度の課題解決型職場体験に参加予定の一年生も出席しました。大勢の聴衆を前に、発表する生徒たちは緊張しながらも、立派にプレゼンテーションできていたと思います。
質疑応答では、生徒の努力やアイディアを褒めていただけた一方で、「その答えはミッションの解決になっているのか?」といった厳しいものもありました。しかし、生徒を受け入れてくださった事業所の方からは、「生徒を受け入れるのは大変だし負担も大きいが、それを上回る価値を高校生からもらっている」という感想をいただき、その言葉に生徒も大きく励まされたと思います。事業所の皆様、この度はご協力いただき本当にありがとうございました。
この発表会をもって、今年度の課題解決型職場体験は終了となります。様々なことを感じ、考えさせられた数か月だったと思いますが、この経験を今後の進路選択や自身の将来に活かしてもらえればと思います。